品が良いとはこういう受け答えができるということかも。

出かけた先の帰り道、道沿いの御宅の庭先に植わっている梅の木に、
満開の花が咲いている。

とても綺麗だ。
素人目にも枝ぶりが良く、見事な姿に惚れ惚れしてついつい見入ってしまう。


枝が黒に近い色で、ゴツゴツと節くれだった様子なのに対して、
梅のほのかにピンク色したふわふわ感満載の柔らかい感覚が、
アンバランスなようでいて、ごく調和的でなんとも言えず、良い感じ。

あまりじっと覗いていると、不審者と思われるかもしれない。

向こうから歩いてきた方がいて、その方も視線が梅の花のほうに向いてるような気がしたから、
思わず、「こちらの梅の花とても綺麗ですよね。」と口をついて出た。
「あら、ありがとうございます。」と、思わぬ返事が返ってきた。

この方、梅の木のお宅にお住まいの方だった。
気恥ずかしい思いの私に、「見てくだすってありがとうございます。」と応じて頂いた、白髪の上品な奥様。
こんな年の重ね方をしたい。